いるだけで人を呼んでしまう。
おそらく、まわりにもそういう人が一人は居るのではないだろうか。
かくいう私も『座敷わらし体質』の一人である。
ここでいう座敷わらし体質は何かと言うと、
『何もしてないのに人を呼んでしまう体質』のことである。
(人気者という話ではない)
最初にあれ?と思ったきっかけは、10代の時。
革小物のお店でバイトしてた時に、店長から
「あなたがシフトに入った時にはやたらと客が増えるのよね〜」と褒められた。
その時は単純に嬉しかったが、深く考えず数年。
その間にも、人に道をやたらと聞かれるな〜と思ってはいた。
お店で食事やお茶してると、急に混み出すな〜と思ってはいた。
つい先日では、客が全くいなかったたこ焼き屋で、
たこ焼きを注文してお金を払う間のほんの数分の間に、
気づくと後ろに大行列ができていた。
他の日のテイクアウトのカレー屋でもパン屋でも同じ現象。
基本的に迷惑をかけたくないので、店が空いている時、レジに誰もいない時を
見計らっていくのだが、だいたいこんな状況になってしまう。
「あんたと一緒にお店にいると、急に混み出すよね」と、友人にも言われた。
どこまで人を呼ぶっちゅ〜の
そして、きわめつけは、
お店で買い物をしていると店員に間違えられるのである。
これは、1回や2回の話ではない。
カバンもちゃんと小脇にかかえていてどうみても客だろっと思うのだが、
「すいません、これなんですけど〜」と老若男女に声をかけられる。
これは自分と友人の分析だが、害のない無防備な顔と体型のせいだろう。
こいつが居るくらいだから、この店は敷居が低いに違いないと
油断をさそうからだと思われる。
良い言い方をすると安心感がある。
悪い言い方をするとなめられている?
ま、いいけど、私、基本親切だし(自分で言うな)。
そうしたら最近同僚が言い始めた。
「俺が店に入ってると、人が増えるんだよね〜」
(いやいやそれ、私のせいですから)
実はまだある
私が働く会社だが、私がいる間は業績は悪くなく、
給料もなかなか良いのであるが、
私が辞めた後は業績が傾き、倒産が2社、吸収合併が1社、業務縮小1社と、
残念な事になった会社ばかりなのである。
座敷わらしがいなくなった家は傾くというが、これは・・。
さすがに企業に関しては、
たまたまそういうタイミングだっただけなんだろうと思うが、
自分の体質を考えると「もしかして・・」と、
オカルトな部分を感じざるを得ない。
ひ〜