※この記事は思い出に残しておきたいと思います。
2021年6月17日で閉店となりました。創業は1910年(明43)で111年目での決断で、木造店舗の老朽化とコロナ禍により先行きが見えないことが閉店の理由だそうです。
築地の有名パン屋さん
仕事で、築地までたまにお使いに行くのだが、前を通る度についうっかり寄ってしまう、パン屋さんがある。
築地駅徒歩2分ほどの、あんぱんで有名なお店『木村家ペストリーショップ』である。
しかも私、あんこがそれほど得意ではないくせにである。
あんぱんで木村やというと、銀座を思い出すが、ここは銀座木村屋さんの暖簾分けで、明治43年(1910年)開業したお店とのこと。
店構えを見ていただくと、あんこが苦手でもつい入りたくなる気持ちがわかるのではないだろうか。
店内もアットホームでいい感じ。
パンが所狭しと並んでいる(ほぼアンパンと惣菜パン)
最近はカレーパンも人気らしい。
袋に入ってないパンは作りたて。
変わり種のあんぱんも。
複数買うと安くなる。
単品の値段は少し高めなので、好きなパンを見つけてまとめ買いするといいかも。
しかもお店の人はよく金額を覚えられるな〜。
今回はカレーパンと、スーパーさっぱりこしあん(一番甘くない)と、マンゴーココナッツあんぱんにチャレンジ。
あんこ苦手なくせによく毎回チャレンジするなと自分でも関心する。
家に帰って早速食べてみる。
カレーパンはちょっと甘めだが具がゴロゴロ。
食べごたえがある。
スーパーさっぱりこしあん。
甘くないあんぱんならイケるかもしれないと食べてみる。
うむ・・私にとってはまだまだ十分甘い。
スーパーさっぱりこしあんの更に上を作っていただきたい。
しっとりしていて食感はいい。
マンゴーココナッツあんぱん。
甘くてフルーティーな感じで、好きな人は好きだろうが、
何を混ぜようがやっぱりあんこには変わりなく・・完食したけどね。
しまった、牛乳と一緒に食べればよかった。
あんこ得意じゃないので、ぶっちゃけ味はよくわかってないかもしれない。
でも、また次回も寄って買っちゃうんだろうな〜。懲りない。
そこまでしてなぜここのあんぱんを買うかと言うと、実は理由がある。
それは、懐かしいからだ。
うちのおじいちゃん(菓子職人)とおばあちゃんが昔お店をやっていたので、店内に入るとそれを思い出すのだ。
おじいちゃんが白い上着を着て、色んな道具でお菓子作りするのを見るのが大好きだった頃を思い出す。
お店に並んだ和菓子やケーキを見てるだけでも楽しかった。
お店から漂う、土間的な薄暗い雰囲気(いい意味で)も似ていてで、ここに来ると本当に懐かしくてほっこりする。
勝手な思いだが、この雰囲気を壊さず、ずっと続いて欲しいなと思う。
そんなわけで、このお店を心から応援したいのだ。
そんな客がいてもいいよね。
若い息子さんっぽい人も手伝っていたので、次の代も安泰かな?
まだまだこのまま長く頑張って欲しいお店である。