玄米はそのまま食すと体に有害だった
体に良かれと思い、
ドコモのdショッピングで買ってしまった玄米。
しかし家には炊飯器がない。
ということを、玄米が届いた後にはたと気づく。
今までご飯はずっと(厚手のアルミ)鍋で炊いていた。
それで全く問題はなかったのだが、さすがに玄米は鍋では難しいようである。
ネットに、玄米がふっくらと炊き上がるという、
秋田県に伝わる”ビックリ炊き”という鍋で炊く方法があったので
チャレンジしてみた。
とても硬い玄米ご飯が出来上がった・・バリバリボリボリ。
やはり私の腕では玄米の鍋炊きは無理か・・・
他に炊き方がないかと、更に調べていたら、
炊き方とは関係のない項目が目に飛びこむ。
それは、
玄米をそのまま炊いて食べると、体に毒であるという話。
食べ続けると、顔にツヤがなくなり、
皮膚が黒ずみ、気力が萎えてくるというのである。
科学的に説明すると、
エネルギー代謝に必要な、人間の細胞内のミトコンドリアを、
玄米に含まれるアブシジン酸という成分が痛めつけるらしい。
玄米=ヘルシーで体にいい
というイメージが見事に打ち砕かれた瞬間である。
外食でも積極的に玄米食べていたのに(泣)
だが、それを回避する方法があるのだ!
発芽玄米にすれば、毒が消える?しかもGABA増加!
それは、発芽玄米にすればOKとのこと。
発芽する事により、玄米の成分が代わり、毒が消えるらしい。
しかも、発芽することにより、
GABA(ギャバ:ガンマ-アミノ酪酸)が劇的に増えるらしい。
ほー、でもGABAって何がいいの?
よく「ストレス社会にGABA」とか聞くけど。
というわけで、早速調べてみたら凄いことがわかった。
GABAの効能がすばらしかった!
・血圧上昇抑制作用
・精神安定作用 ←ストレスが半減
・腎・肝機能活性化作用
・抗がん作用 ←特に大腸がん
・アルコール代謝促進作用
・消臭効果作用 ←体臭・口臭など
・記憶障害、アルツハイマー型痴呆症の予防・改善
・長期記憶促進作用、学習能力の向上
・肩こり、耳鳴りの改善
・皮膚をなめらかに活性化
すごすぎる。
特に、痴呆症の予防と・改善ってのが気になる。
玄米の時点では毒だったのに、
発芽した途端、超優秀な食物に変化をとげるとは。
母さんにも教えてあげようっと。
面倒くさくても発芽玄米を作ろう決意する
実は以前に一度、
”家で発芽玄米を作ろう”というサイトは見ていたが、
温度を30℃位に一定に保たなければいけない、
水はこまめに代えなければいけない。
しかも、人によって微妙に作り方が違うし・・などなど。
というわけで、かなり面倒臭そうだなと思っていた。
かといって、わざわざ玄米発芽器を買うのはな〜。
でも、毒を食べるわけにはいかないから、やるしかない。
何をするにも不器用な私ができるのか?
という大きな不安をかかえつつも果敢にチャレンジ。
結果、大成功した。
いがいとあっけなく簡単に発芽してくれた。
しかも、温度も計らず保温もせず、すごく適当にやった。
適当にやれないと続かないと思ったから。
必要なのは時間だけ、発芽玄米の簡単な作り方
必要なもの(玄米、水、タッパ、ラップ、ペーパータオル)
1.発芽玄米をさっと洗い、ぬるま湯に浸す(玄米から1センチ程)
この時が水を一番よく吸うので、最初は良い水にすること。
2.ラップに数カ所穴を開けてふたをし、12時間放置。
3.水が悪くなるので、水(ぬるま湯)を交換して、12時間放置。
玄米が呼吸するので小さな泡が出てくる(発芽目前)。
4.玄米を軽く洗って水を切り、濡らしたペーパータオルを置く。
気温や玄米の質によっては、この時点ですでに発芽している時がある。
5.穴あきラップで蓋をして、6~12時間ほど放置。
たまに芽が出てるか確認すること。
6.10粒に1粒でも芽が出ていれば完成。
芽が出過ぎると味や栄養価が落ちるので、ピョッ(0.5mm位)と出た程度で十分。
7.すぐに炊かない場合は、洗って水を切った後、密閉し冷蔵庫に保管する。
5日位は大丈夫らしいが、なるべく早く炊くこと。炊く前にはよく洗うこと。
↑発芽しすぎた(汗)
これでも成功しちゃうほど、簡単に作れる
よく失敗しなかったな~と思った出来事を3つ紹介したい。
①家には保温器も温度計もないので、本当は30℃位を保つといいらしいが、
適当にぬるい水(人肌くらい)をいれて放置した。
②最初に水を浸す時、玄米から5mmくらいの水加減にしたら、
吸いすぎて、しばらく水がなくなっていたので慌てて追加した(6時間程経っていた)。
③10分ほど密閉してしまったが、空気必要じゃね?と思い慌ててラップに穴をあけた。
※密閉しても発芽するみたいだけどね、今度試してみる。
ちなみに、私の最短発芽時間は20時間、
2度目の水をかえる時に既に芽が出ていたw(°ω° )w
温かいほど芽が出やすくなるらしく、
早ければ半日で発芽する場合もあるらしい。
10℃~42℃の間であれば発芽するそう。
うっかりしてると芽が出すぎてしまうので注意。
しかし、なんというか、
自分で何かを育てるっていいよね。
勝手に芽が出るジャガイモや玉ねぎとは違い、
手をかけているので、なかなか感動ものである。
ついでに言うと、発芽した玄米は、普通のご飯と同じように炊けるようになる。
(本当はこれが一番重要)
↑発芽玄米100%でもフックラ
プチプチの食感がたまらず、つい食べ過ぎてしまうのが悩みどこ。
市販の発芽玄米を何種類か試したことがあるが、雲泥の差である。
ぜひ手作りの発芽玄米を試してみて欲しい。
玄米購入の際の注意点
玄米は農薬が残留しやすいので、
値段が高くても完全無農薬の有機栽培米をおすすめする。
芽がでないものがあるらしいが、これは強制的に熱風乾燥させたもので、
安い玄米にたまにあるらしいので気をつけて。